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理系出身の担当者が目利きとなって京都大学発ベンチャーと企業をつなぐ。京都iCAPのご紹介
新規事業の創造に向けて、大学発ベンチャー企業との連携を模索している企業の方々へ、Philo-チームでは「京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)」が中心となり、投資先ベンチャー企業のご紹介やマッチング、コラボレーションの支援を行なっています。
京都iCAPは、京都大学の100%出資子会社であるベンチャーキャピタルです。京都大学の研究成果を活用し、次世代を担う産業の創造に投資活動を通じて貢献することを目的として設立されました。
京都iCAP1号ファンドの存続期間は、15年〜最大20年。一般的なファンドと比べて存続期間を長く設定しています。これは、早い段階からベンチャー企業に投資し育成するためには、長い目での支援が必要となるためです。また、2021年1月12日に設立した2号ファンドでは、一定条件の下、京都大学以外の国立大学発ベンチャーへの投資も可能としました。
京都iCAPの強みは、京都大学のシーズに優先的にアクセスできる環境を生かし、「ごく初期(シード期)」の段階から、投資・育成を行っていることです。民間のベンチャーキャピタルでは支援が困難なステージの企業にも投資をしており、京大発ならではのユニークな企業を多数ご紹介できます。
こうした最先端技術領域に対応するiCAPの投資担当者は、6人全員が理系出身。技術とビジネスの両方を熟知した担当者が目利きし、投資先企業の成長を支援しています。
八木 信宏
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 投資第一部長
2016年8月より京都大学イノベーションキャピタル(株)にて投資を担当。 国内外において産官学の研究所に所属した広範な研究経歴を持ち、前職の大手製薬会社では学際融合によるニューモダリティ(新事業領域)の立ち上げを主導した。事業開発ライセンスの経験を有し、これまで関与した導出入契約の総額はUSD1Bを超える。ベンチャー投資においては事業領域を問わず、基礎研究の成果を基に新会社を組成する創業案件を得意とする。現在も化学や医学領域での教育研究を継続している。博士(薬学)
上野 博之
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 投資第二部長
2016年10月より京都大学イノベーションキャピタル(株)にて投資を担当。 前職・製薬企業での研究開発と当社での投資活動にて約20年間の事業経験を持つ。研究開発の経験やネットワークを活かした生命科学系ベンチャーの設立・投資・ハンズオンにて、投資先企業の価値向上に貢献している。大学シーズからの投資活動に加え、医療課題を意識し、事業会社の研究成果と大学の研究成果を組み合わせたベンチャー設立や海外シーズの国内へのインバウンドを行っている。大阪大学にて博士号を取得。