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【一部掲載】「哲学イベントに哲学者が行ったら」(掲載号:『フィルカル』Vol. 8 No. 1)

本記事は、哲学雑誌『フィルカル』(Vol. 8 No. 1)に掲載のレポートから一部を抜粋し掲載しております。

はじめに——哲学イベントを楽しむために

標題にもあるとおり、ここでは、去る3月7日に京都大学で開催されたセミナーの潜入レポートをお伝えする。本セミナーは、ビジネス現場をリードする企業人と哲学の研究者がタッグを組んで、社会的課題への向き合いかたを考えることを目的とするイベントだ。いわゆる「ビジネス×哲学」、産学連携の文脈で、哲学的知見の実用的側面に重心を置いている。哲学の「使い道」を知りたい人や、他分野への広がりを模索している人にはピッタリの内容だろう。レポートに入る前に、まずはこのレポートの主旨を説明させてもらいたい。
 こんにち、セミナーやシンポジウムなど、一般公開のものから会員向けのものまで、哲学のイベントは毎日のように日本の(あるいは、世界の)どこかで開催されている。こうしたイベントを盛り上げていくためには様々な課題があるが、なにより、「イベントの楽しみかた」を知ってもらうのが重要だ。哲学的関心をすでに持っているひとだけが、イベントを楽しめるわけではない。ただ足を運び、発表を聞いて考え、友人と感想を交わすだけでも、じゅうぶんイベントの楽しみは味わえる。一般に思われているよりも、哲学イベントは楽しいものなのだ。そのことを知ってもらうために、哲学(研究)者が実際にイベントに参加し、面白く感じたポイントを素朴に伝えること、ここに本レポートのねらいがある。前置きが長くなってしまったが、早速本題のレポートに入ることにしよう。

〔続きは『フィルカル』Vol. 8 No. 1をご購読ください〕

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