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企業×京都大学のコラボレーション モデルケースのご紹介
「京都大学が取得した特許に関心がある」「メディアで知った研究者と話したい」、あるいは「具体的なイメージはないけれど気になるキーワードがある」など。「産学連携情報プラットフォーム Philo-(フィロ)」は、京都大学とのコラボレーションに興味がある企業のみなさんの“窓口”として立ち上がりました。
本記事では、企業と大学のコラボレーションプロセスを、モデルケースを通じてご紹介します。ファーストコンタクトからの流れを時間軸に沿ってご覧ください。
産学連携情報プラットフォーム Philo-(フィロ)とは
Philo-には、主に京都大学の事業子会社3社が参加。互いに連携しあうことによって、産学連携に必要な領域を幅広くカバーし、ワンストップでプロジェクトを進めていきます。
知的財産管理のプロフェッショナル「TLO京都」https://www.tlo-kyoto.co.jp/
京大発ベンチャーへの投資を行う「京都大学イノベーションキャピタル(京都iCAP)」https://www.kyoto-unicap.co.jp/
大学と企業の間をつなぐコンサルティングを専門とする「京大オリジナル」https://www.kyodai-original.co.jp/
産学連携情報プラットフォーム「Philo-」を通じたお問い合わせは、一次窓口として京大オリジナル社が対応。各社のプロフェッショナルと連携して、体制を構築していきます。
京都大学がもっている特許・論文や、話を聞きたい研究者に関するお問い合わせをいただく場合は、その旨をお伝えください。しかし、具体的なイメージが全くない段階でも大丈夫。
Philo-に参加する専門チームの役割は、企業が抱える漠然とした経営課題を具体化し、京都大学の知・技術とのベストマッチングを実現すること。まずは「産学連携情報プラットフォーム Philo-」の中の『どのキーワードにピンと来たか』をお伝えいただくだけでも十分です。一次窓口となる京大オリジナル社から詳細なヒアリングをさせていただき、以下の観点を踏まえてプロジェクト化の提案をさせていただきます。
- どのようなインプット/アウトプットが期待されているのか?
- どの研究テーマ、領域、研究者と相性が良さそうか?
- どのタイミングで、どの研究者が、どのように関与するとよいか?
- どの知的財産を活用できそうか?
- 大学発ベンチャー企業との連携が効果を生みそうか?
京都大学に在籍する3000人の研究者の中から、最良の組み合わせをアレンジできるのがPhilo-に参加する専門チームの強みです。企業と研究者の双方にとって、有益なコラボレーションをどのように生み出していくのか。その具体的なプロセスについては次の記事をご覧ください
‣ Philo-へのお問い合わせから共同研究プロジェクトの組成まで。企業と京都大学のコラボレーションの進め方をご紹介。
パートナー候補となる研究者が見つかり次第、企業ご担当者と一緒に研究室を訪問するなど、対話の場を用意。セミナーやワークショップの開催、小さなプロジェクトの立ち上げなど、具体的な企画へと進めていきます。
企業の皆さまと研究者とのセッションでは、専門的な知見とその背景にある「問いの立て方」や「本質的なものの見方、とらえ方」を共有。より深いレベルから経営課題を捉え直すプロセスのなかで、さまざまな示唆を得ていただけます。
こうした企業と研究者のコミュニケーションを、Philo-に参加する専門チームが継続的にサポート。ビジネスとアカデミアという、異なる領域を橋渡しする役割を担います。
‣ 「従来のやり方では新しいものは生まれない」と感じたらPhilo-へ!京大研究者との対話からはじまる未来。
企業と大学とのコラボレーションは、1回では終わりません。異なる領域の研究者をアレンジしたり、より多くの社員の方に参加していただく場づくりを通じて、協働を深めていきます。
- アイデア創出セッション
- マーケティングリサーチの実施
- アイデアのフィージビリティ検証
- 実証実験などのプロジェクト創出と運営
- 人材育成プログラムの開発、実施
私たちは、企業と大学の多様な接点をつくることから、より豊かな共創の輪が広がっていくと考えています。そのためにも、京都大学の多様な研究者たちと企業人が対話する場をつくり、さまざまな立場の社員の方にご参加いただきたいと思います。1つのプロジェクトが終わっても、企業内の取り組みの進展や、組織の変化、社会の変化に対応し、京都大学での最新の取り組みもご紹介しながら、Philo-は提案を続けていきます。
まずは、ヒアリングだけでもかまいません。興味を感じたられたらお気軽にお問い合わせください。